謹啓
「牛に引かれて善光寺まいり」で有名な善光寺のお膝元に開業し、創業35周年を迎えることができました。
赤ちゃん(新生児)からご老人まで、時にはご遺体も『搬送を行う為にはどんな担架が必要なのか、そして搬送した患者を安全地帯のどこに待機させるか』そんなことを考え続けての35年でありました。
この様なコンセプトの基、「エアーストレッチャー」(空気応用担架)が開発され、日米の特許を取得。安心して待機して頂けるようにと「マリーベッド」(折り畳み式簡易ベッド)が開発され、米国のウエスタンシェルター社との日本総代理店契約により、シェルターに患者を搬送する一連の救助システムが整いつつあります。
原点に戻りますと、
1.現場が教師である。
(病院従事者、医師、看護師、消防・救急隊員の皆々様)
2.便利さは口だけでは説明しきれない。
(見せて・持たせて・やって見せ・やらせて見せる・訓練の必要性)
3.少ない人手で多くの患者を搬出する。
(皆は一人の為に、一人は皆の為に、人命は地球より重い)
この創業35周年を迎えられますことも現場におられる皆々様のご助言、ご協力が如何に弊社の製品作りに生かされてきたか言葉では表せません。この紙面をお借りし、併せて感謝申し上げる次第であります。
この節目にあたり今後も社員一同優れた救助用具の研究・開発と普及啓蒙に励み、地域の皆様のお役に立つ企業として邁進致す所存でございます。今後とも一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
謹白
平成26年4月 吉日